日本での位置づけ

奈良時代以前に中国より伝わった。正倉院には聖武天皇のベッドが保存されており、かなり早い段階から皇族や貴族、高級官僚などの間で使用されていた。しかし平安時代に畳の出現と共に居住空間の様式が変化し廃れる。一般には当初から広まらなかった。

明治以降欧米式の生活様式が広まると共に再度伝わるが、畳の上で寝る形式が普通であった日本に於いては余り広がらず、軍隊や病院等、特殊な生活環境を要求される際に使用する物(あるいは金持ちのステータス)の意味合いが強かった。

第二次世界大戦後に大衆の生活の欧米化へ準じて普及した。日本に外来語としてこの語が入ってきた当時は「ベット」とも呼ばれていた。

英語教育の浸透した戦後世代からは、「ベッド」と呼ぶ人が多くを占めるようになった。なお、ドイツ語ではベット (Bett) であり、まだまだドイツ語を使用していた医療現場に多くベッドが納入されていたために、その影響もあるのではないかとも言われる。